定期清掃=ワックスがけ、ではありません。日常清掃のフォローを行うこと、なんです。

定期清掃は、日常清掃のフォロー。いかに回数を減らすか?です。

定期清掃は、日常清掃のフォロー。いかに回数を減らすか?です。

定期清掃といえば”ワックスがけ” というイメージが一般的ですが、無用なワックスがけはむしろ汚れを閉じ込めてしまって美観を損なったり、ワックスの剥離工程によって施設自体を傷めたりすることにもつながります。欧米では、“定期清掃”という発想自体がありません。

私たちがご提供する定期清掃とは、むやみにワックスをかけるのではなく、施設の状況をしっかりと把握した上でもっとも最適な方法で、「日常清掃のフォローとして、専用機器を使った施設に優しいメンテナンスを行う」ことなのです。

「日常清掃がきっちりされていれば、さほど頻繁に定期清掃を行う必要はない」と、エムケークリーンは考えます。定期清掃のみをご利用いただくことはもちろん、日常清掃との組み合わせによってその効果とコストパフォーマンスをより実感していただけるはずです。

美維持システムという、エムケーの定期清掃。

美観を維持する、エムケーの定期清掃

定期清掃の考え

  1. 1 定期清掃を、”定期的” でないものへ。

    1 定期清掃を、”定期的” でないものへ。

    定期清掃だからといって、必ずしも定期的にする必要はありません。汚れ具合や使用状況によって、その時期に定期清掃が必要なのかどうかは異なります。美維持システムでは、日常清掃の質を向上させることで、定期清掃の回数を減らす方法をご提案。コストダウンを実現するだけでなく、必要以上のお手入れを避けることで建物の耐用年数を伸ばします。

  2. 2 効率よりも、安全確保を第一に考えます。

    2 効率よりも、安全確保を第一に考えます。

    救急対応などにより人が慌ただしく移動する医療機関、徘徊などの可能性が考えられる福祉施設において、廊下などの共用部分の安全性を確保することは非常に重要です。私たちは滑りにくい薬剤・機材を使う、通行できるゾーンを必ず確保した作業プランを立てるなど、安全面への配慮をもっとも優先しています。たとえ時間や手間がかかったとしても、事故の可能性を最低限に抑える方法であること。それが美維持システムの基本です。

  3. 3 ドライ清掃を、まずおすすめしています。

    3 ドライ清掃を、まずおすすめしています。

    定期清掃の大部分を占めるのが床面の清掃。美観を取り戻し床面を保護するために、もともと塗られていたワックスを剥離し、清掃後にまたワックスを塗るというのが、従来のウェット清掃。当社がおすすめするのは毎回ワックスを塗布しないドライ清掃です。初期にのみ床面を保護するワックスを数回塗布し、その後専門の機材により汚れをしっかり取り除き、ワックスなしに光沢を復元します。清掃直後もすべりにくいので安全性が高く、大掛かりなワックス清掃の回数を減らし、コストダウンを図ることが可能です。

美維持システムを行う場所は、こちら。

美維持システムを行う場所は、こちら。

定期清掃を行う場所と頻度は、施設ごとにさまざま。事前のお打合せで、どの時期に、どの部分で定期清掃が必要なのかを共有し、施設のオペレーションに支障のないように清掃計画を立てます。

  1. 床清掃

    床清掃

    ワックス塗布を最小限に抑えながら、専用の洗剤と機械によって汚れを落とすドライ清掃を主に採用。洗浄と同時に汚水回収を行いながらしっかりと汚れを落とし、専用の機材によりワックスなしに光沢を復元します。ワックスを塗り重ねることによる黄変、取りきれなかった汚れが閉じ込められてできる黒ずみを防止します。また、必要以上の剥離作業を行わないため、環境や建物への負荷も最小限にとどめることができます。

  2. 空調

    空調

    日々休むことなく使用される空調機器。汚れが溜まると、空調機器自体に負荷がかかり、温度管理にかかる電気代もふくらみます。空調清掃の種類は、分解洗浄とフィルター洗浄の2 つ。必要に応じてこれら2 つを組み合わせ、空調機器の寿命を延ばすお手伝いをいたします。感染予防の観点からも床清掃を減らしてでも空調清掃の回数を増やすことをお勧めいたします。


    ガラス・外壁

    ガラス・外壁

    建物の外観は、施設自体の印象を大きく左右します。ガラス面や外壁のお手入れを定期的に行うことは、施設経営においても不可欠だと言えるでしょう。建物内部の利用者さまや患者さまに影響のないよう、外側ガラスはロープ作業にて実施。窓ガラスを開ける必要がないので、空調効果軽減の心配もありません。

  3. 照明

    照明

    日々空気中の汚れが付着してしまう照明器具は、明度も徐々に落ちていきます。照明器具を定期的にお手入れすることで、施設をぐっと明るい雰囲気に。

  4. 厨房

    厨房

    油汚れがこびりついたレンジフード、日々のお手入れでは取りきれないしつこい汚れを可能な限り落とします。衛生管理の面でも大きな役割を果たす一方で、厨房で働く方々のモチベーション向上にも貢献します。

  5. 浴室

    浴室

    浴室には、実にさまざまな汚れが重なり合って蓄積されています。目地のカビ、水垢、排水溝のべたつきなど、1 種類の洗剤では太刀打ちできないような多種多様な汚れに対応します。日々のデッキがけでは落ちない汚れを落とします。

  6. 玄関廻り・ベベランダ

    玄関廻り・ベベランダ

    落ち葉や砂ぼこりなどで意外と汚れているのが、玄関廻りやベランダ。施設を守るには、外部からの土砂の持ち込みを防ぐことが重要です。とくに花粉の季節には、お手入れをきちんとしておくことが、花粉の舞い散りなどを防止するのに有効です。 居室から見えるせっかくのいい景色を損ねないようなベランダにしましょう。

  1. 剥離清掃とは?

    剥離清掃とは?

    床面のワックスを一度全て剥し、ワックスを塗り直す作業のことです。汚れたワックスが新しくなりますので、ほぼ新品の床に生まれ変わります。しかし剥離清掃は、剥離剤という強アルカリの液剤を床面に塗布し、ワックスを溶かします。その作業時間は、それまでに塗布されたワックス枚数により変動します。一部屋、1時間で終わる場合もあれば、3時間かかる場合もあります。また作業時には動かせる荷物は全て動かします。その時間も掛かります。その間お客様やスタッフ様は、お部屋に入ることはできません。このように時間と手間が掛かりますので、当然金額も高くなります。
    またワックスが溶け出している間は、転倒事故の危険性が高まります。我々慣れている者でもたまに転倒します。作業中は独特のにおいが発生します。

  2. なぜ、床が黒ずんでくるのか?

    なぜ、床が黒ずんでくるのか?

    ウエット清掃をする場合、洗浄で取り除けなかった汚れの上にワックスを塗り重ねていくことになります。つまり汚れをサンドイッチしていく状態。加えて、人が歩く場所はワックスが削られますが、そうではない隅や際にワックスが積もるっていき(ビルドアップ状態といいます)黒ずみになります。また、ワックス自体が『黄変』といって、変色していきます。

担当するスタッフは、こちら。

担当するスタッフは、こちら。

  1. 定期クリーンスタッフ(美維持スタッフ)

    定期クリーンスタッフ(美維持スタッフ)

    施設の状況に応じてあらかじめ取り決めた定期清掃の時期・内容に合わせて、定期清掃専門チームを構成し、施設に訪問して清掃を行います。訪問直前には打合せの機会を設け、清掃当日の施設内のイベントや人の動きを綿密にヒアリング。施設運営はもちろん、利用者さま・患者さまの日常への支障を最小限に抑え、より安全に作業を行うための計画を立てます。
    「日常清掃のフォロー」として日常落としきれない汚れをしっかり落とし、施設のすみずみまでしっかりお手入れします。

    この手で清掃しています。

  2. 美維持スタッフのひとこと

    転倒事故は万が一にもあってはならない。細心の注意を払っています。

    転倒事故は万が一にもあってはならない。細心の注意を払っています。

    定期クリーンスタッフ 渡辺

    定期清掃は、施設さまにとっては非日常の清掃。しかし、清掃を行うのは利用者さまが日常生活を営まれている場所です。そういった点を考慮し、転倒事故が起きないように細心の注意を払って作業を行うようにしています。そのために大切にしているのは、ワックス塗布を最小限に抑えるドライ清掃で行うことだけでなく、清掃当日の施設のイベントやオペレーションの段取りをしっかり共有することです。食堂やラウンジなどの共用部分は、もっとも人の少ない時間に清掃を行う。慌ただしくスタッフが交差するステーションは一番空いている時間帯を狙う。居室はおむつ交換の後を追うように作業を進める……など、スタッフさまと利用者さまの動きに配慮し、万が一の可能性をできるだけ排除するようにしています。

    日常清掃も併せてご利用いただいている施設さまでは、日常クリーンスタッフと顔を合わせることも多いんです。日常清掃側から「あの部分、汚れが溜まりやすいから入念に」という注意点を共有してもらったり、定期清掃側から「こういう部分に気を付けて日常清掃をしてもらえるともっとキレイになる」というアドバイスをしたり。そのおかげで仕上がりは断然違ってきますし、施設の耐用年数もぐっと伸びているような気がします。



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