お掃除のイメージが、先輩のひと言でがらりと変わりました。
もともと実家が建設関係の仕事をしていて、住み込みの職人さんも同じ屋根の下で暮らしていたりしていたからか、「仕事をする上でもっとも大切なのは“コミュニケーション”」という意識が、幼いころから肌に染み付いていた私。主人の入院を機に働きに出ることになったのですが、パートで働き始めた職場ではなかなかコミュニケーションがうまくとれない環境で……水が合わなくて退職したんです。それで仕事を探していて、エムケークリーンと出会いました。自宅から近いし、これから長く続けていけそうなお仕事なのでいいな、と思って。とはいえ、お掃除の仕事には、正直最初は抵抗がありました。大変、汚い、底辺の仕事……というイメージがどこかであったんだと思います。でも仕事が始まって、初日のたった30分でその意識ががらりと覆されたんです。そのきっかけになったのが、同じ現場で日常清掃に入っていた先輩・程山さん(程山さんのご紹介はこちら)の「あぁ、来てくれたのが、かみおさんでよかった!」という何気ないひと言。今でも鮮明に覚えています。
清掃って、まわりから多くを学べる仕事だと思います。
なぜですか?と程山さんに聞くと「ちょっと一緒にお仕事したらわかるのよ」って言われて。なんだか、涙が出そうになりましたよ。パートで働いていた職場には“人を認める”という文化がなくて、辛い思いをしていましたから。まず、人を受け入れる、話を聞く、そして褒める。その3つだけ。それだけでチームワークが活性化して、いいお仕事になるんです。日常清掃の現場でも、思っていることがあるのに言えない、というメンバーが一人でもいるとどこかぎくしゃくしていいチームワークで仕事ができなくなるんです。程山さんが教えてくれた仕事の流儀は、私自身が幼いころから肌で感じてきたことととても一致していて、自分自身の生き方のヒントももらっているような気がします。素晴らしい先輩だけでなく、たくさんの病院スタッフの方々、患者さんなど、いろいろな方と清掃を通して心を通わせることができる、このお仕事。入社前に抱いていたイメージとはまったく違って、清掃ってなんて学びの多い仕事なんだろう、と今は日々感じています。