mkstyle:Vol.125

MKスタイル125号。『点字ブロック』

社長のひとりごと
『点字ブロック』
癒しのトイレ研究会主催のセミナー「安全で快適な病院のトイレ」に参加して、興味深かったものは、「視覚障がい者のトイレ利用の現状と課題、その解決に向けて」のお話でした。道路や駅で見かける点字ブロックのお話です。皆さまはご存知でしたでしょうか、室内、トイレでは点字ブロックが無いことを。建物内では、点字ブロックや床の材質差においての誘導がなければ受付にもトイレにも行く事ができません。私たちの声かけで案内することはできてもトイレ内には入れません。特に多目的トイレは広すぎるためトイレブース内の詳細な説明が必要になり、説明を聞いても一人になってしまうと方向が判らなくなってしまうそうです。洗浄ボタンと間違えて非常ベルを押してしまうこともあります。トイレブース内では、洗浄ボタン、流水センサーなど洗浄ひとつをとってもメーカー、製品によってまちまちです。
近年よく耳にする「ユニバーサルデザイン」。アメリカのロナルド・メイス氏が提唱し、製品、建物、環境をあらゆる人が利用できるように初めから考えてデザインするという概念です。屋外で使用されている点字ブロックの突起部分は5㎜となっていますが、室内用に開発され2015年にGOODDESIGNに選ばれたものも出てきています。ユニバーサルデザインを考えると使用する人、デザインする人、メーカーと手を取り誰にでも優しいトイレを開発していく必要がある。と締めくくられました。

【ユニバーサルデザイン7原則】
①どんな人でも公平に使えること②使う上での柔軟性があること
③使い方が簡単ですぐわかること④必要な情報がすぐにわかること
⑤.うっかりミスを許容できること⑥身体への過度な負担を必要としないこと
⑦アクセスや利用のための十分な大きさと空間が確保されていること

【編集後記】
『MKCleanLAB』(いけがみ)
今回のMKスタイルでご紹介した『MKCleanLAB』で記載されたように、最近では様々な医療関連施設様からの清掃研修依頼が多くなってきました。それだけ多くの方たちが利用者様のすごされる環境(研修依頼の目的)への気配りと、自分たちの働く環境(研修後に生まれる意識)の大切さに気づきが生まれていることに日々感動を覚えております。
また実技研修に至っては、驚きと発見の連続!!私どもからすると、そんなに驚くことは実施してない。のですが、職員様からすると新鮮なんですね!こんなに清掃(お掃除)で喜んでもらえると、教えている側も喜ばしい限りです。ぜひ職員様への清掃研修はおススメですよ!

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