休日の昼下がりにひとり、カフェで本を読んでいた時のことです。休日でお店の中は満席です。フッと、本から目を離し店内を見渡して見ると勉強をしている人、パソコンをしている人、おしゃべりを楽しんで いる人たちでいっぱいです。その中に席を探しているいる人がいました。その人の視線を追っていくと荷物を椅子に置き2人用のテーブルを2つ繋げて4人分の席を占領している女子2人組…。テーブルを 離せば席を探している人が座れるのに…。席を探している人に気づかないのか、無視なのか。荷物を退ける気配はありません。荷物を入れる籠は何のために存在しているのか。と考えていたら思い出したのが、長野県伊那市にある「かんてんぱぱ」で知られている伊那食品工業株式会社です。この会社の社員の方は出勤時に駐車場へ入る時に右折では駐車場に入りません。遠回りしてでも左折で駐車場 に入ります。どうしてでしょう。それは右折では反対車線を横切ることになり、渋滞に繋がるからです。
また、仕事外でも駐車場に車を駐車時には、入口から遠いところに車を駐車させます。これも他の利用者が少しでも入口近くに駐車できるようにとの思いからです。カフェでの話に戻りますが、ひとりひとりが、ほんの少し他の人のことを思い行動すれば、みんながＨＡＰＰＹにそして心地よく過ごせるのではないでしょうか。ＮＨＫ朝の連続ドラマ『あさがきた』の最終回。ヒロイン朝子の言葉です。「戦争は銃や大砲で人を傷つけて、新聞や世論は人を悪ういうたり勝手な批評して人の心傷つけるばかり。みんなが幸せになるための武器は、銃でも大砲でもあらしまへん。（頭と胸を指し）ココとココだす」「そうだす。人の気持ちをおもんばかることの出来る優秀な頭脳と、柔らかい心、それさえあったらそれで充分なんだす」