先日、夕食の仕度をしている時に“フッ”と亡くなった祖母を思い出しました。なぜいきなり思い出したのか…それは、キャベツでコールスローでも作ろうかなと、キャベツをまな板に乗せたまさにその時。キャベツ＝祖母なんて可笑しいですよね。もう、20年以上前のことです。祖母の家に寄ると必ず「お腹、空いてない？」と聞かれ何が出てくるのかなぁと思っていると「キャベツの美味しい食べ方があるのよ」と祖母。なんだろう!?いきなり私に作り方を指導。“えっ！、おばぁちゃん、作ってくれるんじゃないのぉ”
まず、①キャベツを千切り　②玉ねぎをみじん切り　③キャベツと玉ねぎにツナ缶を加えマヨネーズで合える。完成!!これをお皿に盛り食します。おやつにお菓子でなくて野菜なんて健康的ですよね。生きていれば102才の祖母。90才ぐらいの時に祖母の家から私のところまで６㎞以上あるところを徒歩でやってきたことがありました。私たちはびっくり、無事にたどり着いてくれてホッとしたことを思い出されます。私の両親は共働きだったので私は俗に言う「おばあちゃん子」です。祖母は着物の仕立ての仕事をしていました。我が家には呉服屋さんが出入りをしており、高級な着物をたくさん目にすることができました。祖母の着物の柄合わせをしている姿、生地を切る時の音が今も耳に残っています。糸を扱く姿もかっこ良かったなぁ。結局、夕食のキャベツはコールスローではなく思い出のキャベツサラダ?を作って食べました。次は何の素材で祖母を思い出すのでしょう。