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光陽苑 理事長・加藤さまを訪問 VOL.1:「視点を変える」。

「同期の同志」で、意気投合。
社会福祉法人泉陽会が生まれたのは、平成2年のこと。もともと幼稚園があったこの土地に福祉施設を建てたいと、初代理事長である私の父が立ち上げました。まだ自治体の許認可を経たばかりで、更地の状態だったここの近くをたまたま通りかかったのが、MKクリーンの先代の社長さま。「何かお手伝いできることはありますか?」と声をかけてくださったのが、私たち法人とMKクリーンさんとの出会いだった、と聞いています。ちょうどMKクリーンさんも独立開業されてすぐだったということで、経営者同士、意気投合したんですよね。先代の社長さまが前職で病院・福祉施設へのリネンサプライをされていたことから、福祉施設立ち上げ時に必要な補助金申請の書類作成などにも詳しく、そのお手伝いをお願いしたことがビジネスパートナーとしての第一歩でした。
偶然のような出会いから約25年、その関係性がこれほど長く深く続いている背景には、「お客様のニーズを一番に考えて行動する」という、共通した経営理念があったのではないでしょうか。先代の社長さまが私たちのニーズを何より重視して、主要業務以外のところでたくさんお手伝いしてくださったということは、私たち法人にとっても大きく共感できるところです。実際に私たちも、特別養護老人ホームやデイサービスなど幅広い介護サービスを展開しながら、練馬区の地域包括センターの支所としての役割や、ケアマネージャーの居宅介護支援事業の事務所機能なども持ち合わせるなど、地域の方々の多様なニーズに応えられるような体制を築いてきました。

施設の「一員」としての、目配りと気配り。
大切な施設の美しさを長く維持させたいという思いから、MKクリーンさんには開所当時から定期清掃もずっとお願いしています。清掃しながら、現場の状況も細かくチェックしてくれるので、とても助かっているんですよ。先日もタイルの剥がれを指摘してくれたおかげで、利用者さまのつまづきなど事故の可能性を事前になくすことができました。こちらから「この部分をちゃんと見てください」と言わずとも、一人ひとりの清掃スタッフが、施設を利用される人にとって必要なのは何かを常に意識しながら業務を遂行してくださっている。施設を運営する側と同じ目線なので、非常に信頼できる存在です。清掃を行うときも、利用者さまの暮らしになるべく負担のないように、スタッフのオペレーションに支障が出ないようにと、ゾーンを半分に分けて通路を確保するなど細かな気配りをしていただいています。気持ちのいい挨拶や、常に学ぶ意欲を大切にしている姿勢など、私たち介護に携わるスタッフもみないい刺激を受けているんですよ。

…と話される理事長は、実はまったく異なる業界のご出身。福祉業界ならではの悩みと取り組みについて、お話をお聞きしています。(続く)

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